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カピバラの飼育施設も増えに増えて、今から7年前の2008年は34箇所だったのが、現在90箇所。
そんな中、異彩を放つ、いや正直、なんの施設か分からない?施設に、今年の4月からカピバラを2頭飼育しているとの話を聞いて早く行ってみたいと!思っておりましたが、やっと昨日、「真庭あぐりガーデン」に会いに行く事が出来ました。今回は、説明するより写真を見て頂いた方が分かりやすいかも、と言う事で施設の写真を多めで。
7月4日(土)
国道沿いに駐車場、簡単な看板しか無いが明らかに周りの家屋や商店とは違う雰囲気の一角。車を止めて中に一歩入ってみると、緑生い茂る中に地元の川で捕まえた魚が泳ぐ池。その中に、木製の机とテーブルが並び、ここはいったい何処なんだろうかと思う雰囲気だ。例えるなら軽井沢や富良野のホテルの庭園の様な感じだ。その周りには、レストラン、スイーツ販売、加工食品販売、八百屋さん、おにぎり屋さんが囲む様に並んでいる。
全てにおいて木製のシックな建物なのだが、共通する事がある。食に対して半端無いこだわりだ。農薬を使わない地元の野菜や食品を使い、食の安全や食の大事さを考える、教わる場所。ミニモールとパンフレットに表現してあったが、もうテーマパークと言って良い。
一軒一軒に驚く、レストランは野菜を中心とした美味しそうな料理が並ぶ、地元の新鮮野菜で形が悪い販売しない物を調理加工して並べる。八百屋さんは、どれもピカピカに輝く野菜、地元の採れたてが並んでいる、冷やす為にタライに氷を入れてスイカを陳列、手が込んでいる。
滞在したのは土曜日の午前中なのだが、家族ずれ、カップル、お年寄りと年齢が幅広い、子供の遊び場も大きいからか。お聞きしたら、地元のママ友や友達、子供を連れて気軽に食事をしたり買い物を楽しむ場所であり週末には野菜をテーマにした勉強会、きゅうりやトマトなどをテーマにしたり、他にもワークショップを開催しているそうだ。
そんな中、カピバラがいる、不思議な話だ。
食事処や庭園とは少し離れているが、なんでか分からない。ズバリ聞いてみた。子供達に本物の生き物にふれあったり、感じて欲しいという趣旨で、飼育しているそうだ。だから、柵越しで覗き込んでいると、周りのスタッフが、飼育係でもないのに、もっと近くで「近くで見な♪」「触りな♪」と声を誰にでも掛けてきて中に入れてくれる、ちょっと驚いた。
カピバラ放飼場は、7m×7mで高さ1.4m程の木製フェンスで囲われている。面積の3分の2がコンクリート敷きで残りは土敷きに藁を敷き詰めてある。土の部分には木々が植わっていて自然な感じを演出している。コンクリート敷きのほうには、直径1.5m、深さ20cmの池がありこの池の上には蛇口が設置されお湯と水が両方出る様になっていて
冬にはお風呂に入れてあげたいと、今からカピバラに嬉しい話をお聞きできた。飼育小屋も焼く2畳程度の立派な木製の物が完備されている。
普段は、放飼場周りからの観察になるが飼育係さん以外にも声を掛けると、放飼場内に入れて頂ける。私が滞在中もカップルや親子ずれがカピバラのふれあいを楽しんでいたが飼育係さんが、「座りながら近づいて、ここを優しく触ってくださいね♪」とレクチャーもしてくれる。なかなか出来る事ではない。
餌あげは基本、放飼場内に置いて食べ残しの餌をあげるのだが、残してある割に口元に持っていくと、臭いをかぎ、ゆっくりモシャモシャと食べる。ちなみに、動物とのふれあいは、カピバラ以外にも隣にヤギがいる。
カピバラは、2頭。体長90cm、毛色も濃く綺麗、オスとメスのペアで、動物園から来たのではなく購入したそうだ。メスは飼育係さんにも慣れ、お客さんも触れ合いが出来る。お客さんの手からも餌を食べる。その反対にオスは、まだ慣れていない。人間が近づくと距離を保とうとして逃げる姿勢になる。逃げる姿勢とは、ネコとかが警戒すると腰を落として歩く姿勢を見た事があると思うが、カピバラも同じ。
オスは明確なモリージョもなく、触れない為に、絶対にオスという確証がないと飼育係さんも言っていたが両方共に約1歳とのこと、近いうちに行動から確定する時期だと思う。二頭のカピバラは、この日は何時も一緒の行動をし仲よさそうだったが、偶に喧嘩をする様な行動もするという。例えば、池に入っている所に、もう一頭が入ろうとすると、怒った声を出すそうだ。
楽しみなカピバラ、そしてスポットなのは、間違いない!